※画像はイメージです。インタビューご本人様とは異なります。

1型糖尿病と診断された当時のことを
お話しいただけますか?

5年ほど前のことです。ある日気づいたら駅の階段がきつくて上れない、急に喉が渇く、痩せてきた、といった症状が同時に表れました。ちょうど会社の健康診断と時期と重なったので、そのことを先生に伝えたらびっくりされて、すぐ紹介状を書いてくださいました。病院に行く前にインターネットで検索して、「もしかして…」とは思っていたものの、実際に病院で診断されたときは、ショックでしたね。突然のことで知識もなく、原因もわからず、訳も分からないまま治療が始まりました。

生活習慣が原因で発症したと先入観で誤解されることもありました。そういわれる度に、それを否定して説明をするのもだんだん煩わしくなってくるんです。「自分のせいじゃないのに」と被害者意識を持ったこともありました。

1型糖尿病と診断された当時のことをお話しいただけますか?

現在の治療について、
お聞かせいただけますか?

当初はお腹に注射をしていたのですが、外だと周りの人もびっくりしちゃうので、場所選びには気を使いました。トイレは衛生面で嫌でしたし、注射や血糖自己測定にはいろいろ苦労しましたね。人目を気にして恥ずかしく、また、事情を知らせて「かわいそうな病人」と思われるのも嫌でした。
そんな時にインスリンポンプを主治医に紹介されました。最初は体に機械をつけて生活するなんて、と拒否感を覚えましたし、趣味の運動もできないのでは、と思いました。でも、使い始めたら、24時間インスリンを注入してくれ見守られている安心感や、人前で注射を打つ必要がほとんどないなど、想像以上にラクで自分には合っていたと感じています。
一方、仕事や運動で汗をかくと装着部分が脱落することや、冠婚葬祭のドレスの時にポンプの携帯場所に悩むことはありますので、そのような機会が多い方には注射のほうが合うのかもしれません。自分に合った治療法を見つけられるといいなと思います。

現在の治療について、お聞かせいただけますか?

発症当時から現在を振り返って、
ご自身で変わったと感じることはありますか?

一番変わったことは、楽しくアウトドアライフを過ごせるようになったことです。以前は諦めていた夏祭での食べ歩きをしたり、友人と立ち飲み屋さんに行ったり、山登りで食事と運動を同時に楽しんだりと、積極的に行動できることの幸せを実感しています。周りの同僚や友達にも、私がインスリン使用者であり、常に心配な存在だという事を少し忘れてもらえる時間が持てたことはとてもありがたかったです。

発症当時から現在を振り返って、ご自身で変わったと感じることはありますか?
1型糖尿病と診断された当時のこと、現在の治療について、発症当時から現在を振り返って変わったことについて伺いました。

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