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インスリンポンプの日制定の背景・由来

〜血糖管理指標の一つであるTIRが、「 70%以上へGo(5」という願いを込めて

日本中の1型糖尿病を持つ人が、一人ひとりの生活に合わせた治療とよりよい血糖管理を実現できるよう、私たちの使命を誓う日として毎年7月5日を「インスリンポンプの日」といたしました。

TIR(Time in Range)とは
TIRとは、CGM*で測定されたグルコース値がどの程度目標範囲内に入っているかを示す指標で、%で表示されます。近年ではHbA1cに代わる血糖管理指標として浸透してきています。2019年に発表された国際的コンセンサス**では、1日のうち70%以上の時間で、70から180mg/dLの範囲に収めることを血糖管理目標とすることを推奨する、というガイドラインが発信されました(妊婦を除く)。また、TIRとHbA1cは相関しており、TIR70%はHbA1c7%に相当することが知られています。

例えば、TIRが1%増えると、グルコース値が目標範囲に入る時間が、約14分(24時間の1%)長くなることを示します。グルコース値が目標範囲に入る時間が長くなれば、低血糖や高血糖ではない時間が長くなります。

TIRのグラフ例

TIRのグラフ例
TIRのグラフ例
* CGM: https://www.medtronic-dm.jp/inspection_and_treatment/cgm/
**ADA:American Diabetes Association(アメリカ糖尿病学会)

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