糖尿病を持つ人の中には、インスリンを持続的に身体に注入する必要のある人がいます。健康な人のすい臓からは常に少量のインスリンが分泌されており、食事の際には食事に合わせて必要なインスリンが分泌されます。必要なインスリンが不足している糖尿病を持つ人にインスリンを注入し、補助するのがインスリン療法です。
インスリン療法には2種類あります。インスリンを1日1回~複数回注射で皮下に注入する注射療法と皮下に留置した細くやわらかいチューブ(カニューレ)を通して持続的に注入するインスリンポンプ療法(Continuous Subcutaneous Insulin Infusion:CSII)です。
インスリンポンプを用いると、健康な人のすい臓の働きに近い状態を維持できます。血糖を正常に保つために分泌されている少量のインスリン(基礎インスリン)を、24時間連続的に注入するだけでなく、食事に合わせた必要なインスリン(追加インスリン)を比較的簡単なボタン操作で注入することが可能です 。
基礎インスリンの必要量は1日の中で変動し、一定ではありません。また、年代によっても基礎インスリンの量や1日の必要量の変動幅は大きく変わります。※1
ほかにも・・・
インスリンポンプ療法は、糖尿病のより良い管理や、注射回数を減らすことにも役立つ可能性があります。
インスリンポンプは小型で携帯できるため、さまざまなライフスタイルに合わせられると考えられます 。
注意!
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参考文献: