2021年10月9日(土)『第3回 まもりんぐ料理教室 ~はじめてみよう!カーボカウント~ 』(テーマ:カーボカウントの曲者、カレーに挑む!)がオンラインで開催されました。 80名を超える1型糖尿病の小・中学生やご家族、カーボカウントを学びたい患者さんに参加いただきました。 その際のプログラムを一部公開いたします。
料理レッスン担当
ABCクッキングスタジオ講師 澤田先生
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カーボカウントに関するご質問(質問をクリックすると回答が出ます)
南先生:朝は血糖値が上がりやすい時間帯なので、朝カレーを食べる場合には、インスリンを普段よりも少し多めに(十分な量を)追加してください。夕食時は問題ありませんが、夜遅い時間帯に食べると、夜中から朝にかけて血糖値が上がってしまうのであまりおすすめできません。
南先生:主食の量はある程度毎食揃えた方が血糖コントロールはうまくいくでしょう。「規則正しく食べる」というのが基本になります。
南先生:糖度が高いと糖質も高いと思いますので、その分インスリンの量を増やしてください。
南先生:基準値はありません。子どもでも大人でも、1日のインスリン総量で計算します。カーボカウントのインスリン量を決めるにあたって、20単位以下もしくは60単位以上の方は先ほどのカーボカウントセミナーでご説明した数式に当てはまらないことがあります。お子さんの場合は低血糖を起こさないようにインスリンは少なめに使うようにしましょう。
南先生:年齢によって変わることはありません。40グラムくらいで見積もることはありますが、27グラムというのは少なすぎるように感じますので、誤りの可能性があります。再度ご確認をお願いします。
南先生:砂糖を使用しない甘味料には主に、①還元麦芽糖と②スクラロースがあります。還元麦芽糖は砂糖に比べて血糖値の上昇を緩やかにします。一方、スクラロースはゼロカロリーの甘味料でインスリンも不要ですが、お腹が緩くなることがあるので注意しましょう。
料理に関するご質問
ABC:コリアンダーは爽やかな香り、カルダモンは甘みのある香りが特徴です。辛味成分を持つガラムマサラや唐辛子の量を少なめにすればお子さんでも食べやすいスパイスカレーになります。
ABC:はい、豆乳に変更しても結構です。同量で作ることができます。
ABC:蜂蜜の場合は、4人分で18g(大さじ1弱)になります。甘味料などは、糖度が同じになるように調整してください。
ABC:プリンは時間を置くと離水しやすいため、なるべく早めに食べましょう。離水しても味は変わりませんが、食感が変わります。
カレーは清潔な容器に入れて冷蔵保存し、3日以内に食べ切りましょう。食べる際に必ず電子レンジなどで温めて食べてください。