治療法について学ぶ

 

SAP療法・HCL療法とは?

SAP療法とは?

SAP(Sensor Augmented Pump:サップまたはもしくはエスエーピー)療法とは、 リアルタイムCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法です。インスリンポンプとともにリアルタイムCGMを装着しCGMの測定データ値を常にインスリンポンプ画面に表示することが可能です。 スマートフォンに表示することができる機種もあります。

SAP療法の特徴とメリット

  • リアルタイムCGMで測定されたグルコース値がリアルタイムでインスリンポンプのモニタ画面に表示されるため、血糖変動を随時確認することができます。測定データはスマートフォンで確認できる機種もあります。
  • (リアルタイムCGM併用インスリンポンプのモニタ画面イメージ)

  • 測定されたグルコース値が一定の範囲を超えて上昇また低下した場合には、アラート(音やバイブ)で知らせて、血糖管理をサポートします。
  • (リアルタイムCGM併用インスリンポンプのモニタ画面イメージ)

 

HCL(Hybrid Closed Loop:ハイブリッド クローズド ループ)とは?

インスリンポンプとリアルタイムCGMを併用するSAP療法には、HCL療法を使用できる機種があります。

ハイブリッドクローズドループの特徴


  • 食事インスリンや補正インスリンなど追加インスリンは、ボタン操作で注入します。
  • 食事前の血糖値と、食事に含まれる糖質量を入力すると、システムが目標血糖に近づけるために必要なインスリン量を計算します。

注意!

本サイトの内容は、医師の診察に代わるものではありません。
病状や治療に関しては、必ず主治医の診断を受けてください。

参考文献:

  1. 1. Boyne MS, Silver DM, Kaplan J, et al: Timing of changes in interstitial and venous blood glucose measured with a continuous subcutaneous glucose sensor. Diabetes 52: 2790-2794, 2003
  2. 2. Bergenstal RM, STAR 3 Study Group, et al. N Engl J Med. 2010; 363: 311-20.
  3. 3. Bergenstal RM, et al. N Engl J Med 2010; 363(4): 311-320

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