血糖値は食事や運動だけでなく、ストレスなどの様々な原因によって刻々と変化しています。 高血糖・低血糖は自覚症状がない場合も多く、血糖の変動を定期的に把握し、治療に活かすことが重要です。
血糖変動を把握するために最も一般的なのは血糖自己測定器(SMBG)で定期的に測定する方法です。血糖値をポイントで把握することができ、インスリン使用中の患者さんに広く使用されています。
しかし、血糖自己測定器(SMBG)のみでは、測定値以外の血糖値の傾向を把握することはできません。
食後のピーク時の血糖値や夜間の低血糖などのかくれた血糖値異常を把握するためには、定期的に1日24時間を通して血糖変動を把握することが大切です。
この他に気づきにくい低血糖には、夜間の低血糖や、無自覚性の低血糖があります。無自覚低血糖は、運転中や作業中に起こると事故の原因になるだけでなく、気づかない間に低血糖を繰り返すことで、心臓や認知機能に影響するといわれており、注意を払うことが重要です。
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